骨盤の歪み

 骨盤は身体を支持するための重要な基盤となります。
骨盤が歪んだり不安定な状態になっていると、当然背骨も歪んだり不安定になります。
結果どのような異常がおこるかを、当院でも使用している技術のSOTによる分類をもとに 以下にまとめてみました。 カテゴリー T→U→Vと進行し悪化していきます。
ただし、あくまでも症状と分類の関係は一般的な例であり、必ず当てはまるというものでは ありません。また骨盤だけの問題でなく、頸椎などの問題もありますので詳しく判別するには 検査などが必要です。

カテゴリー T

骨盤が左右でねじれ、骨盤の動きが減少した状態。

脊髄硬膜がねじれ、仙腸関節が固定され、脳脊髄液の循環に必要な脊椎の運動(ポンプ作用)が正常に 行われません。そのためねじれが発生している部分(神経節)に必要な栄養などが行き渡らず 神経のはたらきが低下した状態です。
次のような症状が起こりえます。
・臭覚異常
・体重の問題
・内臓障害
・不眠症
・イライラ感
・全身倦怠感、疲労感
・アキレス腱痛  など

このカテゴリーでは、週1〜2回の施術が目安です


カテゴリー U

骨盤の体重を受ける部分がはがれた状態。

Tの状態で固定されていた仙腸関節が外力(不良姿勢や動作)により引き離される 状態になり、靭帯が損傷しています。そのため骨盤を支えることが出来なくなり、 不安定な状態になります。
次のような症状が起こりえます。
・腰痛(鈍痛)
・肩こり
・膝痛
・股関節痛
・足首痛
・背部痛
・首肩痛
・下肢前外側痛
・筋痙攣
・吐き気
・めまい
・頭痛
・生理痛
・便秘  など

このカテゴリーでは、週2〜3回の施術が目安です

開いた骨盤が自然と戻ることはありません。また、靭帯の修復力は身体の組織の中でも 低いものになります。放っておいて良くなることはまずありませんし、良くなったように 感じる場合は、身体が無理にバランスを変えて負担がかかっている部位をかばうように しています。そのかばう状態が続くと、次のカテゴリーへ進行します。

カテゴリー V

骨盤が体重を支えきれず腰椎で支えている状態

骨盤の不安定が限度を超え、腰椎で代償しようとしている状態だが、腰椎は体重を 支える構造になっていないため、全身の筋肉の固定力で腰椎を守ろうとする(筋肉の負担大)。
しかし筋力で守るにも限界があるため、椎間板や腰椎自体に問題が出てくる状態(変形など)。
次のような症状が起こりえます。
・腰痛(腰椎性)
・坐骨神経痛
・椎間板ヘルニア
・身体傾斜(まっすぐに立てない)
・ひどい後頭部痛

このカテゴリーでは、1、2日おきの施術が必要です

この状態では、筋肉による固定で身体を守っています。そのため筋肉を緩和させるような マッサージなどを行うと、筋肉疲労からは解放されますが身体を守る力が失われる可能性が 高いです。
つまり症状をさらに進めてしまう場合があります。
なお、これ以上ひどい状態になるとカイロプラクティック適応外である可能性が高く、 病院での治療(手術など)を考える必要があります。

施術において共通の注意点

施術を受ける上で、施術を受ける間隔や回数は気になる点だと思います。
間隔は上記の通りですが、人によって違いは出てきます。ただ、治療プログラムは 守るようにしていただかないと、症状が消えてもすぐ再発し、それを繰り返していると さらに悪い状態が作られることも考えられます。
そういった理由から、どんな症状であれ通院回数は少なくとも5、6回は必要であると 当院は考えます(強制はしません)。