ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは急性腰痛症のことで、何かの動作のはずみで突然腰に痛みを感じるものです。 痛みの程度はさまざまで、痛くてもなんとか動けるものから、動作がままならず寝ているしかないくらい痛いものまであります。 痛め方も重いものを持ち上げて痛めてしまったりという分かりやすいものから、立ちあがろうとしただけだったり、 くしゃみをしたはずみで痛くなったりするものまであります。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因は諸説ありますが、当院としては2つの要因を元に施術を行っています。
ひとつは骨盤や腰椎の関節に強い力が加わったことによるずれやゆがみ。腰の関節が捻挫をおこしたようなものと言えば分かりやすいでしょうか。
もうひとつは、腰椎と大腿骨をつないでいる太ももを上げたりするときに使う筋肉が異常緊張をおこし、 その筋肉とバランスをとっている背筋にまで異常緊張が連鎖してしまい、筋肉が痛んでいる状態。
前者は重いものを持ち上げたりなどの強い負荷がかかった時、後者は立ちあがろうとするとかくしゃみの反動のように軽い負荷でおこってしまう時の原因だと思われます。 ただしこれらは医学的に実証されているわけではなく、当院の経験から考えられる推測の範囲を出ません。
しかしながら、これらの要因を解消させる施術を行うとぎっくり腰の改善がみられることも事実であります。

ぎっくり腰になってしまったら

まずは痛い部分を15〜20分くらい冷やすのと30分ほど冷やさずにおくことを交互に行います(少なくとも3〜4回は)。 そのときは痛みを感じない楽な姿勢で行ってください。揉んだり温めたりするのはやめておきましょう(風呂に入って揉んだりすると、 動けなくなる可能性もあります)。
痛くて動けないのに無理やり病院や施術院などに行こうとするよりは、まずはこういった応急処置を行ってください。 無理に動いて悪化させると、回復に時間がかかってしまいます。
もし当院で施術を希望されるなら、かろうじてでも歩けるくらいの状態であれば対処可能です。 痛みは多少残るかもしれませんが、来院時より動きやすい状態でお帰りいただけると思います。

転んだ・尻もちをついて痛めた場合

転んだり尻もちをついて、外部から衝撃を受けた際に腰が痛くなった場合は、まず整形外科へ行きましょう。 腰椎などの骨そのものに、何らかの損傷が起こっている場合があります。 特に高齢のかたや、中年以降の女性のかたは、骨が弱くなっている場合があり(骨粗鬆症)要注意です。
レントゲンなどで詳しく検査をしても原因が特定できない場合は、 カイロプラクティックや整体をお試しいただくのも良いかと思います。

コルセットについて

重いものを持ち上げて起こってしまったぎっくり腰では、ゴム製の「骨盤ベルト」が有効です。 ベルトの部分が股関節の出っ張り(大転子といいます)にかぶさらないようにして、骨盤をしっかり締めると痛みが和らぎます。
軽い負荷で起こってしまったぎっくり腰の場合は、お腹のあたりまで覆う「コルセット」のほうが有効です。 ぎっくり腰を起こしてしまった時の状況を考えて、どちらかを選択してください。
なお「骨盤ベルト」にしても「コルセット」にしても、使用するのは痛くて動けないけど、 やむを得ず動かなければならない場合のみ巻くようにしておくほうが良いです。 特に寝ているときにまで巻いてしまったり、痛みが引いてきたのに怖いから巻いておくといった使用法は、 腰の筋肉を衰えさせて腰痛、ぎっくり腰を起こしやすい身体づくりを行っていると思ってください。
あくまでも「骨盤ベルト」や「コルセット」は緊急時に使うものです。

ぎっくり腰を繰り返さないために

よくぎっくり腰は繰り返すと言います。 ぎっくり腰は痛みが引いた時点で治ったと思われるかたも多いのですが、痛みがなくなったからといって関節のゆがみや筋肉の異常緊張が解消されたわけではありません。 そういった部分を放っておくと、また何かのはずみでぎっくり腰になっているのです。
ぎっくり腰を繰り返さないようにするためには、骨格のゆがみを取っておいたり、筋肉の緊張をゆるめるように日ごろのケアも大事になります。 当院では痛みを解消することも大事なことと思いますが、ぎっくり腰を起こしてしまうくらいに疲れた腰のほうが問題だと思います。 ぎっくり腰になったことを運が悪かったで片付けるのではなく、腰がそれだけ悪くなっていたんだという身体からの警告と受け取って、 健康な腰の状態を取り戻すきっかけにしていただければと思います。
当院では痛みの除去が出来たあとは、ぎっくり腰を起こしにくい身体づくりのご指導、ご提案もさせていただいております。

ぎっくり腰は正しい対処を行えば、数日から1週間以内には楽になるものです。 逆に間違った処置を行ったり、無理を重ねると非常に長引くことも珍しくありません。 何とか動けるようであれば、当院までご来院いただければと思います。 上でも述べたとおり、痛みをとること以上に悪い状態を繰り返さないことも大事ですので、 しっかりと根本から良い状態の腰にしていきましょう。

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